私が司法書士になり早15年が過ぎようとしています。
私は、身近に相談できる法律の専門家をめざし司法書士となり、本当の意味で家や会社で何か疑問なことや問題が起こったときはすぐに（ちょっと）相談できるような事務所を作ってまいりました。

市民の方々から毎日たくさんのご相談を受けさせていただいておりますが、現在、当事務所の多くの相談が相続・遺言に関するもので、新聞やメディアで騒がれている高齢化社会を反映するものと実感しております。

当事務所をご存知の方は、大切なご家族がご逝去された際に、まずご相談をいただければと思います。

戸籍の収集、遺産分割の方法、各種名義変更、課税の有無等々まで細かく調査説明させていただいた後、どこまで自分が行いどこまで専門家に相談及び委任するかを選択しながら進んでいきます。

しかし、来所される方の多くが、既に病院代、葬儀代等の支払いのために故人名義の預貯金を解約するために金融機関からの様々な書類の取得を求められ、その対応に疲れきった（もうこんな大変な思いをしたくないと思われた）後に、不動産の名義変更の専門家と思われた司法書士のところにお見えになります。

察するに、市民の方々にとっては、誰にも公平に訪れる相続の問題ですが、一生に一度体験するか否かのことであり、一度相続を経験した際にその手続きを体験し学んだとしてもその体験を何度も利用することができないものです。

更に、その際に誰にどのように相談することが一番スムーズに相続手続きが進むかはわかりようがありません。専門家となって感じたのは相続を横断的に解決できる専門家がいない分野ということがわかりました。

そのため、私は市民の皆様のために、相続のことならば何でも対応できる相続を専門とする窓口を設けることにいたしました。

皆様に広くご利用していただけるよう私たちは一丸となって頑張っていく所存です。